泥酔状態で窃盗・現行犯逮捕→準抗告認容→釈放、不起訴

[事例 537] 財産事件 窃盗
性別 男性 相談に至った
経緯
・家族が逮捕された
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい
・示談したい
年齢 30代
職業 会社員
罪名 窃盗
弁護活動の結果 不起訴

背景

金曜日の夜、仕事帰りに多量の飲酒をして泥酔状態となり、深夜自宅最寄り駅で下車して帰宅途中、意識もうろうとして女性からハンドバッグを盗み、現行犯逮捕され、さらに勾留決定となり、当番弁護士に弁護依頼した事件でした。

本人から弁護依頼を受けた当番弁護士から妻に電話がありましたが、妻がその当番弁護士に対して頼りなさを感じて弁護士泉義孝に相談しました。

弁護士対応 - 準抗告を申し立てて認容→釈放

妻の話では当番弁護士は被害者と示談して釈放する方針とのことでしたが、示談と言っても検察官に被害者の連絡先を開示してもらう必要があり、すぐに検察官から開示されるわけではありません。
また、被害者の都合もありますから、すぐに示談交渉できるわけでもありません。弁護士泉義孝の経験では、交渉開始まで早くて3〜4日先になることも多々あります。

また、被害者と会って示談交渉できても初回で示談成立するとは限りません。

妻の話を聞いて、当番弁護士の弁護方針だといつ釈放されるのか大いに不安を感じ、また、時間が経過すれば会社を無断欠勤で解雇される可能性が高いと感じました。

弁護士泉義孝からは、泥酔状態での犯行なら、準抗告を申し立てて認容→釈放の可能性があると伝え、妻から弁護依頼を受けました。

相談が終わって20時過ぎに事務所を出て被疑者本人に接見に出向き、接見で本人から詳しく事情を聴取して準抗告申立書作成に必要な書類、情報などを取り付けて、22時過ぎに事務所に戻り準抗告申立書を完成させ、翌日朝一番に裁判所に準抗告申立書を提出しました。

当日午後に裁判所から準抗告認容→勾留決定取り消し、釈放の連絡が来て、夕方被疑者は釈放され無事帰宅でき、会社から解雇されることもありませんでした。
(本件はそもそも逮捕後直後に弁護士泉義孝にご依頼いただければ裁判官と折衝して勾留されず釈放される事案だと考えております。)

結果 - 示談を取り付け不起訴

その後被害者から示談を取り付け不起訴となりました。

弁護士からのコメント

本件は、刑事弁護は経験豊富で実力がある弁護士が担当しないと大変なことになることを実感した事件でした。

逮捕勾留されてお困りの方、ご家族は是非とも準抗告認容→釈放の実績多数の弁護士泉義孝にご相談ご依頼ください。