泥酔して女性と飲食店の個室に入り不同意性交→示談にて不起訴

[事例 534] 性・風俗事件 不同意性交等罪
性別 男性 相談に至った
経緯
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい
・示談したい
年齢 30代
職業 会社員
罪名 不同意性交等
弁護活動の結果 不起訴

背景

繁華街で多量の飲酒をして泥酔状態になり、意識もうろうとした状態で、道端に泥酔していた女性に声をかけて飲食店の個室に入り、そこで不同意性交をした事件で弁護士泉義孝が弁護依頼を受けました。

本人は泥酔状態で女性を飲食店に誘ったことはおぼろげに記憶していましたが、それ以上のことはほとんど記憶にありませんでした。
女性が被害届を警察に提出し、警察が粘り強く捜査して被疑者を特定して被疑者に電話して呼び出し、被疑者が警察に容疑を聞いて詳細な事実関係を把握した事案でした。

弁護士対応 - 被害者と示談交渉

警察からの呼び出しの電話があった後すぐに弁護士泉義孝に刑事弁護の依頼がありました。

打ち合わせにて、被疑者本人は細部の記憶はなかったものの、不同意性交に及んだ可能性は否定できないとのことでした。それを踏まえて、警察での取り調べ対応について打ち合わせをするとともに、警察に対して被疑者が事実関係を争う意思はないことから、逮捕しないよう、また、マスコミ報道しないように書面にて申し入れを行いました。
警察もそれに応じて逮捕せず在宅事件として捜査し、また、マスコミ報道もせず捜査を続けました。

他方で、被害者と示談するために警察を通しての被害者の連絡先の開示を働きかけましたが、警察が直ちに応じてくれなかったことから、警察署に書面で被害者に連絡を取るように強く申し入れしました。
その結果、警察から連絡先が開示されて、被害者と示談交渉を行いました。

結果 - 不起訴処分

事件の性質もあり被害者側との示談交渉開始には時間がかかりましたが、最終的に示談が成立し不起訴処分となりました。

弁護士からのコメント

泥酔状態での事件の弁護は多数取り組んできました。本件の不同意性交以外に痴漢、暴行、傷害、窃盗、器物損壊、建造物損壊など様々事件の弁護をしてきました。

中には犯行後警察に検挙され、泥酔状態のため記憶にないと弁明したところ否認として扱われ逮捕されることも多々あります。

逮捕された場合はもとより、逮捕されない場合も事件の可能性がある時には泥酔状態の刑事弁護経験豊富な弁護士泉義孝にご相談ください。